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親の認知症への対応

もしかして認知症?と不安になったときの対応

もしかして認知症?と不安になったときの対応

高齢の親がどうも様子がおかしいなと感じることがあったとき、どのような対応をとることが大切でしょうか。
まずはなにより病院への受診を検討しましょう。
専門の物忘れ外来などがあればそちらを受診するのがいいでしょうし、なければ精神科などを受診するのがいいでしょう。

受診させたくても本人が嫌がる‥

しかし、中には自分は何も病気ではないし、なんでそんな病院に行かなければならないのかといったように受診を拒む場合もあるでしょう。そういった場合、無理やり連れて行くのはこれから先の家族関係や介護生活を考えると避けたいところです。

かといって本当に認知症になってしまっていると親の説得も非常に難しいかと思います。
しかし、そこはこつこつとじっくりと話をして家族の為にも病院へ行ってほしい気持ちを伝えることが大切です。

親が遠方に住んでいたらどうするの?

また、親が遠い地域に住んでいて認知症なのかどうかはっきりしない場合には、親の住む市町村の役所に連絡をするのもひとつです。
厚労省は15年から医師や看護師などで構成された「認知症初期集中支援チーム」という取り組みを始めています。
この「認知症初期集中支援チーム」は家族や周辺住民からの連絡を受けるとその方のもとに訪問し認知症かどうかを判断してもらえます。 しかし、この制度は全国で約3割程度の普及の為、親のいる市町村ではまだ行っていない可能性もあります。しかし、役所等に連絡をすることでそういった制度でなくとも地域包括支援センターなどを紹介してもらえて、なんらかの解決につながる可能性もありますから、不安になったら役所に連絡するのが有効かもしれません。

認知症初期集中支援チームの内容と受けることができる条件

認知症初期集中支援チームの行う支援の内容

・認知症かどうかの評価
・適切な医療機関の受診を促し、継続的な医療支援に繋げる
・適切な介護サービスを案内
・生活環境の改善やケアについてのアドバイス
・介護者との情報共有
・介護者の負担軽減や健康保持についてのサポート

以上のようなサービスをかかりつけ医などの医療機関との連携して行ってくれます。
また、定期的に自宅を訪問して状態を見守ってくれるので、病状の把握に役立ちます。

サービスを受ける事ができる条件

・40歳以上
・在宅で生活している人
・認知症が疑われる人、また認知症の人で医療サービス、介護サービスを受けていないか中断している人のうち
認知症疾患の臨床診断を受けていない
継続的な医療サービスを受けていない
適切な介護サービスに結び付いていない
介護サービスが中断している」のいずれかに当てはまる人。
または医療サービス、介護サービスを受けているものの、認知症の行動・心理症状が顕著なため、対応が難しい人

となっています。

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