父の介護をはじめて3年になります。
今まで私自身は病院勤めをしていた経験から、
父の病気の状態は一般的な人よりは理解しているかもしれません。
しかし、他人から見たのと、身内では遥かに違いがあります。
父は病気で倒れる前は仕事もしていましたし、
普通にバイクも乗りまわし、車の運転もできていた人でした。
車の整備士を長年務めあげた人でしたので
手先が器用で何でも自分で直してしまうような人でした。
そんな人が急に病気になり自分の身の回りのことも
ままならなくなってしまいました。
人間の人生なんて急に何が起こるか分からないものですね・・・
私自身も、そんな父が急に要介護5の介護者になるなんて
思ってもいませんでした。
今や定年が70歳になるかも?と騒いでいますね。
父が倒れたのは69歳。
高齢化社会が進み、これから60代は
まだまだ働かないとならないかもしれない年代ですよね。
元気なお年寄りも世間では沢山いますが
1人要介護者が家族に居れば、介護者の負担も増え
仕事も減らしていかなくてはならないし、
逆に言えば必要なサービスを受ける為には、
ある程度のお金が必要だったりします。
考えてみたら、色々と矛盾ばっかり生じますね。
年金もありがたい制度ですが、
今後は年々減る一方?!支給が70歳過ぎから?!
自分も、どこまで元気でいられるか分かりませんし、
自分自身の老後の蓄えは必要なのかもしれませんが・・・
現在介護をしているので、今はガッツリ働けないことも事実で、
父にはまだ、もう少し元気で居てもらいたかったのが正直なところ。
共倒れにならぬように、無理せずに介護は続けていきたい。
今はそう思うようにしています。
仕事も辞めてしまおうかと思ったこともありましたが、
仕事を辞めてしまうことで介護しかない生活のが辛い・・・
仕事は生きがいとは決して言えないのですが、
今の私には介護でない世界があることが救いなのかもしれません。