母の発病、徐々に介護が必要に

母がパーキンソン病を発症したのは6年ほど前。

当初は薬が効いていて、徐々に進行していく感じでしたが、1年ほど前から病状が悪化し、家の事や着替え、トイレやお風呂の介助などが必要となりました。

私を含め4人の子供は家を出ていたため、日々の介護は父がするようになり、夫婦二人三脚で頑張っていました。私たちもそれぞれが都合の付く平日や週末に父の手伝いをするようにしていました。
そんな父が、癌で緊急入院し、突然、入院している父の世話と一人で自宅にいることのできない母の介護をしなければいけなくなったのです。

父のもがんを発病

父の病状は悪化していったので、渋る母を説得し、父の病状が回復するまでの間、という条件付きで、母を老人ホームのショートステイに入所させました。
母は、父の為に我慢すると言っていましたが、3か月後に父が亡くなった時、やはり、ショートステイをやめて家に帰りたいと言い出しました。
ただ、そのタイミングで、ショートステイをしていた特別養護老人ホームに奇跡的に空きが出たのです。このチャンスを逃す手はないと、家族で相談し、母に本入所をすすめました。
母は、身体は不自由になってきていますが、頭はしっかりしています。

そんな母を老人ホームに本入所させるという決断は、私たち兄弟にとって非常に難しいものでした。

それでも、歩行すら怪しい母を一人で自宅に帰すわけにはいかず、兄弟の誰かが今の生活を一変させて同居するわけにもいかず、結局、「退所はいつでもできるから」というケアマネージャーさんの言葉に背中を押され、母を説得して入所を承諾させました。
母が提案した入所条件は、月2回の自宅への外泊、以前から通い続けているパーキンソン専門病院通院のための週1~2回の送迎(その際は自宅に戻り昼食を食べること)、などでした。
あれから6か月。特養入所者には珍しいようですが、とにかく、なるべく外出・外泊をさせることを心がけながら、母の提案を守り、兄弟4人とその配偶者達で協力し、母の入所生活を支えています。

出来るかもしれない親の介護を他人任せにしているような現状

毎回ホームに送る際には胸が痛みますが、自宅に2泊させた母をホームに送るときホッとする自分もいます。
兄弟皆、母が納得していないことも、すぐにでも自宅に戻ってきたいことも、分かっています。しかし、同時に、負担の大きい自宅での介護が、兄弟間、親子間の関係を崩してしまうだろうということも分かっているのです。
現在の良好な兄弟・親子関係を維持するためにも、引き続き、家族以外、プロの方々の力も借りつつ、会う時には目一杯親孝行して、母のわがままを聞いてあげたいと思う今日この頃です。