前回はセンサー型見守りサービス、そして通報型見守りサービスとご紹介して参りました。今回は「コミュニケーション型」見守りサービスについてご紹介します。
コミュニケーション型見守りサービスとは
このコミュニケーション型見守りサービスはその名の通り、親とサービス会社が直接コミュニケーションを取ることで異常がないかを担当者などがチェックし、また認知症の兆候等を直接判断する見守りサービスになります。
このサービスの特徴としては、まずどういった手段でコミュニケーションを取るのかといったことがあげられます。郵便局やクロネコヤマトが実施している見守りサービスでは直接局員や配達員が家に訪れ、親とコミュニケーションを取り現在の状況を確認します。また、形態の違う見守りサービスでは一定の時間になると対象者に電話をかけ、コミュニケーションを取ることで親の現在の状況を確認するというものもあります。
コミュニケーションの取り方がポイントになる
コミュニケーション型サービスの中でも直接対面でお話するものは効果が非常に高いと思いますが、やはり人件費との問題なのか概ね、月に1回程度の訪問が多いようです。それと対照的に電話連絡によるコミュニケーション型サービスの場合はほぼ毎日、電話による確認を行うことが多いようです。しかし、この場合コールセンターの担当者が一定の質問を行うことで認知症の兆候などを確認するサービスもありますが、サービスによっては機械的なガイダンスが流れ、その質問に答えていくことで認知症ではないかといったことを確認するサービスもあるようです。
シリーズのまとめ
これまでご紹介した「見守りサービス」以外にも24時間いつでも看護師に連絡することができるといったサービスを提供しているものや、前回お話した警備会社などが行うものではセンサーはそもそも防犯に使用するものを利用しているので基本契約としてホームセキュリティーとしての契約として行い、そのオプションとして利用する「複合型」もあります。また、ボタン型見守りサービスにも設置するものもあれば携帯できるボタンなどもあります。
各々のサービスには長所や短所がありますし、現在の親の状況によって必要なもの、いらないものもあるかと思います。さらにサービス内容によっては費用が数百円のものから数万円程度までとかなり幅もあります。予算の問題も含めてどのようなサービスを受けるか、まずは親子でコミュニケーションを取ることが一番大切なことです。
最後までお読みいただきありがとうございました。